梅雨寒の毎日、皆さま、体調はいかがでしょうか。
少々寒い、ほうが、わたくしなんて、まだ調子が良いのですけど、ね。(^ν^)
日本で唯一の英連邦戦死者墓地で
北の大地から連れてきた、老いた父に捕らわれていた可哀そうな老愛犬を散歩させております。
というのも、この夏、梅雨寒の今の時期が唯一の散歩のチャンスだからです。
だってだって、もうすぐにでも、この日本の容赦ない酷暑が駆け足で、もうすぐそこまで来ているでしょう!?
なので、寒い、とも云える涼しいいまのうちでないと、散歩に連れ出してあげることができないからなのです。
姉の家で飼ってもらっているので、わたしも行ける時だけ、行っていますが、それもあって、涼しい雨の日は、チャンス!とばかりに散歩、散歩です。
近所・周辺地域を2時間ほど。
廻るコースのひとつに日本で唯一の英連邦戦没者の共同墓地が、思いがけないような場所にひっそりとあるのです。
かなり離れているので、この前初めて行ってみました。
行くためには、車道脇の狭い歩道を、眺めるものもない殺風景な中を、かなりの距離を歩くので、けっこうな覚悟が必要です。
その日は、掃除や管理する人を見かけることもなく、訪れている人を見かける事もない、或る日曜日の午前中で、本当にひっそりとしておりました。
ほんとうに、わたしと老愛犬のふたりっきりで、目の前には、よく管理され整えられたお墓がただただ眼前に拡がっておりました。
イギリスの植民地だった、故郷より遠く離れたアジアの片隅で、大戦中捕虜にされ、死んでいった人たちの眠る場所。
敵国であった日本という、アジアの小国の共同墓地で、自分の墓が設えられ、永眠するとは、夢にも思わなかったのではないでしょうか。
連合国であるアメリカやオランダ、植民地であったインドやパキスタンからの兵士の墓もあるそうです。
↑上記の書籍ですが、時々行く、静かに過ごせる地域のコミュニティハウスのミニ図書館に置いてあり、偶然に見つけました!
まだ最後まで読んでいないのですが、主に描かれていたのは、オーストラリアから商船に乗ってキリスト教の布教にやって来ていた尼僧が、ちょうど大戦の時期にさしかかり、ほぼ軟禁・捕虜になり日本の地で亡くなり、葬られた女性についてでした。
寒い国から来た老犬ちゃんの越夏を心配している。
この老犬ちゃん、外飼いなのです。
それは別によいのですが、問題は酷暑の時期も通して、ということです。
なので、わたしも姉もとっても、老犬の心配をしているのです。
多分、家の人は、暑いからといって、家の中には入れてはくれません。
犬は外飼い、の主義のお家だから。
ふ~~ (´・ω・`)
自分の家を持てたり、ペット可のアパートの家賃払ったり出来ない自分の甲斐性の無さがなんとも情けないです。
老犬ちゃんをひきとってくれているだけでも、感謝しなくはいけないでしょうから。
捨て犬だった、この子を飼うと決めた、最初の飼い主だったわたしのお母さんは、自分が犬より先に死んでしまうかも、と考えたそうですが、捨てられて可哀そうで、可愛かったこの子を、見捨てられなかったのです。 (;_:)
最近読んで、グッときた、飼い犬を看取った記録の著作があります。
北海道出身の画家いせひでこさんの、グレイという名のシベリアンハスキーとの生活を描いた著作は全部で三冊あり、 ”気分はおすわりの日” ”グレイのしっぽ”と、続きます。
暑い暑い真夏が来てしまったら、昼間、老犬ちゃんを散歩させることはできないので、いまのうちに、できる時に、できるだけ、1つ隣りの駅に住む姉の所まで行って、わたしが散歩させてあげてます。
もちろん、お家の人も散歩させてくれているけれど、いろいろと、大変でしょうから、せめても、と手伝っております。
来月8月になったら、あの大戦が終わって74年、が経とうとしております。
もう、そんなになるのですね。
そして老愛犬ちゃんにとっても辛い夏が、いまにも来よう、としております。
近くの植物園の大サボテン ( °ω° )