anneneville’s diary

生きることはlost&foundの連続? 今はlost,lost,lostだけどきっと何か見つかる!っていう実験中です。ヤッホー(^-^)/

”おだまり、ローズ” !(^^)! ローズのママの先見の明すごいな。母心がスーパー侍女を作った!?

 こんにちは~~(^0_0^)

ずっと無心に読んでいたのですけど。

いや~~、とても良かったので、感想を記録しておきたいのです。

おだまり、ローズ: 子爵夫人付きメイドの回想

おだまり、ローズ: 子爵夫人付きメイドの回想

 

 図書館に行ったら、推薦図書としてディスプレイされていて、前からちょっと興味があったので、借りてきました。

 

レディ・アスター(19 May 1879 – 2 May 1964)というイギリスで初めて国会議員になった女性に35年間お付きメイドとして仕えたローズが、その日々を綴った読み物です。

 

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レディ・アスター ご本人様(^-^)

 

BBCでドラマにもなってました。

もちろんローズの視点ではないものですけどね。(^^;)

 

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www.amazon.co.uk

 

 

で、本のほうですけど、

本当に本当に面白くって、夢中になって読みました。(*^-^*)

 

忘備録としてここに、どういうお話で、どこが面白く感銘を受けた点かを、記録しておきます。

 

著者ロジーナ・ハリソン嬢は1899年の北イングランドのヨークシャー生まれ。

リポン侯爵所有の土地で、かの有名なファウンテンズ修道院のすぐ近く。

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あ~~憧れのファウンテンズ修道院 (^0_0^) です。

ヘンリー8世の小修道院解散法とその後の争乱により荒れ果て荒廃が進みすが、その廃墟の美しさはロマン主義の芸術家たちを大いに刺激したそうです。

 

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ロマン主義と云へば真っ先に思い出す、詩人のバイロン卿(1788-1824)

ミーハー、すみません <(_ _)>

 

☁☁☁ 話戻って、

リポン侯爵お抱えの石工の父親と、リポン侯爵の住居スタッドリー・ロイヤルの洗濯場メイドをしていた母親の間に生まれました。

 

昔の人たちの生活に興味のあるわたしには、このたった118年前に普通に存在していた”石工”や”洗濯場メイド”なる、今は絶え果てた職業に興味がむくむくと湧いて来たのでした。

あ、(^^;) 石工は、一応、今でも普通にありますよね。歩いているとけっこう、墓石屋さんとか石工屋さんはみかけますね。

 

洗濯場メイド!!

わたし普通に自分で洗濯していて、よく思うんです。スイッチ1つ押すだけの洗濯って、”あ~~、なんて便利で楽なのかしら。。。( ;∀;)”って。

 

ローズのお母様は結婚してからも自宅を作業場にして侯爵の身に着けるものを含めたお屋敷の洗濯物を引き受け、土曜・日曜以外はいつも洗濯物がストーブの周りをとりまいていて、その光景には子供心にうんざりしたそうです。

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ローズは美しい田園地帯で生まれましたが、その当時は幼い子供でさへ、あくせく働くことが生活の大部分を占めていた、そうです。

 

ローズの朝一番の仕事は、焚き付けをくべて火を起こす事

ここ、わたし、けっこう共感しました。ww (^^;)

何故かというと、薪ストーブがデフォのわたしが育った家や現・父親の家でのわたしの仕事もストーブに火を起こす事だからです。

 

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ターシャ・チューダーさんの絵のように、可愛らしい子供たちが暖かいストーブを取り巻く、やさしく美しい光景なら良いのですけどね~~~ (^^;) 実際はほど遠いわ。

 

あ、いや、別に子供の頃は、それはわたしはやりませんでしたが、でも高校生くらいになると、夜のストーブの火起こしはわたくし担当でした。

 

なんだか最初からローズに感情移入し易くなる。(^^;)

 

正直、本題のレディ・アスターとローズの日々の生活諸々ももちろん面白かったけれど、このローズの小さなころの生活・労働のお話も、とても興味あることたくさん書かれておりました。

 

土曜日だけが唯一の入浴の日!というのも日曜日は身ぎれいにして晴れ着を着て、家族揃って教会に出掛けるからです。

 

予想していましたが、肉体労働まみれの毎日で、入浴は週一回だけ

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は~~。。。百年もたたないうちに、世の中はなんてこざっぱりと、身ぎれいになったんざましょう。('ω')

 

(^^;) 実はわたくし、正直言って、あまり入浴とか好きじゃありません。

いや、普通にシャワー浴びたりして、からだは洗いますけど、実はそのからだ洗ったりシャンプーするのが、面倒で。おまけに冬は浴室に入るまでが、寒いし。。。(-ω-)

 

なので、なるべく必要な時しか浴室には脚を運びませんね。

 

あ、でも温泉は別です。温泉はからだ洗う場所じゃないしっ!

温泉大好きです。

これに関しては日本人で良かったって、つくづく思いますもの (^^;)

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でもローズたち、

毎日肉体労働がデフォなこの百年前、やはり普通に、温かいお湯に浸かりからだ洗って、こざっぱりしたかったのでは!?なんて思うんですけど。。。(-"-)

 

あっ、まだまだ色々面白いことがたくさん書いてあったのですが、何故、ローズが貴婦人付きのメイドになったか、またはなれたか、なのですが、当時、ローズのような階級の娘は奉公にあがるのが、当然の時代でした。

 

そして、ローズの叶えたい望み、それは旅行をすること!

 

どうです?なんだかここもわたし、大いに共感しちゃいました。(^^)

 

それを知ったローズの母は、(貴婦人等の)お付きのメイドが一番適しているのではないかと考え、ローズに先ず、フランス語と婦人服の仕立てを身に付けさせることを考えたのです。

 

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どうです、これ!?

なんという先見の明!

 

そうしてローズは週一回のフランス語の個人授業と大きな洋装店へ2年間の見習いをしにいったのです。

 

もちろんその期間は、決して生活が楽ではないローズの家に、ローズは1円もお金を入れることが出来ないばかりか、むしろ費用が嵩んだのです。

 

しかしですよ、やはり良い職業に就くためには、やはり今も昔も教育が大事なのですね。

教育への投資なのです。

 

(>_<) ちょっとここでわたくしが憂慮している問題 ☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

子供の進学に関しては全て個人負担の我が国では、昨今、子供を進学させる授業料を払えない困窮家庭が増えている、との記事をネット内でよく散見されます。

 

ローズの生きた100年前でさへ、子供の教育を受けさせるため、仕事と家計のやりくりを苦労してなんとかした労働階級の家庭があるのに対して、この科学や文明の発達したといわれ、先進国の仲間入りを果たしたと云われる現代の日本人が、困窮故に子供を学校にやれないとは。

 

それが本当であれば、なんとも嘆かわしく残念な事ですね。(-"-)  以上 ☁☁☁ 

 

あ、もう (^^;) こんなに長くなってしまいました。

肝心のローズがめでたくレディ・アスターお付きのメイドになってからが、たくさんの感銘受ける事柄が記されているのですが、なんだかだらだらとローズの故郷での生活とか書いてしまったので、あ、そうだ、これを書こう。

 

レディ・アスターが現エリザベス女王2世の戴冠式にご出席した時の事。

お付きメイドローズに依ると、正装された奥様の姿はそれはそれは文句なしに絵になっていたけれど、

正装が似合う貴族がほとんどいない とのこと。(^^;)

え¨!?そんなこと云う??(^^;)

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ゲインズバラ 1750頃 ナショナル・ギャラリー蔵

 

 

抜粋します。

特に男性は、正装すると滑稽に見えると思い込んでいるのか、立ち居振る舞いがぎこちなくなり、その結果、実際に間が抜けて見えてしまうのです。

お仕着せ姿の下男があんなふるまいをしたら、二分とせずにリー氏(アスター家のカリスマ執事)に馘を言い渡されていたでしょう。

つまりですよ!

ローズはアスター家でなくても、貴族に仕える下男の方が、はるかに正装姿の立ち居振る舞いが本物の貴族よりも上だと、様になっていると言っているのです!!(^^)! ww

 

wwww (*^▽^*) (^^)v  www

 

う~~ん、現場でず~~っと貴族はおろか王族など身分の高い人たちをそばで見続けていたローズの言う事ですからね。

 

あながち出鱈目とも思えませんね。 ( *´艸`)

 

ローズの労働者階級魂に乾杯🍻 (*^-^*)

 

色々なエピソードがあるのですよ。

 

☁イートン校でボート部の主将を務め、オックスフォード大学ニューカレッジではポロの代表チームに所属した絵に描いたような、英国紳士より英国紳士らしい、実はアメリカ先祖の旦那様アスター子爵。

 

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☁議員党員時は黒のパンプスと黒の床まで届くマントと決まっていたのに、一度だけ赤いワンピースを着ていき下院の物笑いになり、おまけに旦那様まで怒らせてしまったレディ・アスター

 

☁当時3ポンド19シリング6ペンスのマークス・アンド・スペンサーのワンピースが気に入り、ぼろ同然になるまで愛用した事。

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面白いエピソードは山とあります!

☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

ざっとエピソードを書いただけで、ローズとレディ・アスターの信頼関係の成り立ちなどは触れませんでしたが、ローズが奥様との関係を築くまでは、それはそれは一筋縄ではいかない様々な苦労が、ローズにはあったのです。

 

奥様は、かなり気まぐれで、自分をねぎらう気持ちがなく、サディスティックで辛辣。反論すると嘘つき呼ばわり。

以下抜き書き

下品な言葉こそ使いませんでしたが、大声で怒鳴ったり荒れ狂ったりするご様子は、まるで市場の魚売り女でした。

 

魚売り女!!

 

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魚売り女ですってよっ wwww ( ;∀;) ( *´艸`) 

何これ ww

 

奥様のローズへの態度が徐々に和らいでいったわけではありません。

 

ローズはですね、今でいう、鬱状態に陥ってしまったようですね。まあ、現代人にはお馴染みな抑うつ状態とでもいうのでしょうか!?

 

以下抜粋

わたしは自分の仕事といまの生活について考えはじめました。

思いはやがて自分の子供時代や幼いころの夢、両親がわたしのために払ってくれた努力へと移っていきました。わたしはふたたび故郷の村に、学校に、実家のコテージに、教会に戻り、聖歌隊で歌い、あのころの生活のすばらしさを思っていました。意識的に祈ってはいなかったと思うのですが、ふいに何かが心に触れてきたように感じました。

胸のなかに幸福感と解放感が広がったのです。まるでトランス状態に陥ったかのようでした。わたしは漂うような感覚に身をゆだねました。

 

それからどれくらいの時間が経ったのか、夢見心地が少しずつ薄れ、体の感覚が戻ってきました。わたしは覚醒を早めようとはしませんでした。その感覚はとてもゆったりとした、心地よいものだったからです。やがてわれに返ったとき、わたしは新たな力に満たされているのを感じました。疲労感は消え、ついさっきまで死ぬほどわたしを悩ませていた問題も、いまではささいなことに思えます。ことを悪化させていたのはわたしのほうでした。奥様に踏みつけにされ、打ちのめされるままになっていたのですから。目が覚めてみれば、わたしの仕事ぶりにはなんの問題もありませんでした。間違っていたのは、自分の仕事ぶりと自分自身をけなされたときに、反論せずにいたことだったのです。奥様を見る目も変わっていました。わたしの目に映る奥様は、もはや気難しく意地の悪い人物ではなく、自分なりの方法でわたしを試そうとしている人物でした。

奥様はご自分の理想どおりのお付きメイドを求めていて、そのためにはまずわたしをたたきつぶし、それからご自分の好みに合わせて作り直せばいいと思っていたのです。

・・・・・・・・・・略 奥様がその気なら、こちらにも考えがあります。そしてそれ以降、わたしはやられたらやり返すようになったのです。

 

ちょっとしたスピリチャル体験ですね。ローズは人生で危機に陥った時に度々こういう体験をする人なのかな、と思いました。他にもこういう、スピリチャルな描写があったからです。

 

なんていうか。。。。貴重な体験ですね。(''ω'')

こんなわたしにも参考になる部分ですよ。

 

ありがとうローズ。

 

とても面白かったです。

むかしの人の生活にもし興味あるならば、一読に値しますです (^0_0^)

 

ここで取り敢えず終わらせます。

ご一読ありがとうございました。<(_ _)>