前回書いた、若き日のハンソロ三部作という小説をずっと読んでました。
あ~~また前回日記書いてから、あっ!という間に一週間以上経ってしまう。(^^;
図書館の期限内に読まなくてはいけないの、ずっとかかりっきりでした。
大好きなはてな界のブログも振り切り、全てを注いでおりましたの。(*_*;
すごく読んで良かった!!(^^)/
あまり期待していなかったからかもしれないけど、すっごくわくわくした!
男たちの血肉沸き起こる冒険ドラマに。
ヒロインも登場しますが、正直、彼女にはほとんど共感できる部分がなくて、実像が掴みにくく、いまいちでした。(>_<)
どうにかして手に入れたいので、ブクオフとか行ってみようかと思った。
感想はamazonレビューにでも書いておこう。
実はそんなわたしには、ずっと前から”すっごく読みたい、すっごく欲しい(>_<)”という漫画があります。じゃ~~ん!これなんですけど。。。
今、通っている仕事先で偶然見かけてしまったので、再び思い出してしまいました。
その本を読むためには、実は大きなハードルがあるのですよ。。。。
表紙の絵の好みで3巻を選んでみました。
書店においてあった、表紙に一目見て惹きつけられました。
ちょっと大袈裟な表現をするなら、一目で恋に落ちたような。。。
昔と違って今は書店においては、漫画はビニール閉じになっているので、もちろん見開くこともできませんでしたが、”お試し読み版” の薄い冊子が据え付けられていたので、開いてみたら、それは表紙ばかりではなく、コマの中に描かれている人物や衣装なども華麗と表現するしかないような美しい絵。
実際表紙はうまいけど、コマの中の絵がそれほどでもないという作者もたくさんいるもので。
内容は18世紀フランス革命の時代が舞台で死刑執行人の家系、サンソン家に生まれた跡継ぎの少年シャルルの、”死刑執行という恐ろしい職業から逃れたい”という苦悩と葛藤、そしてシャルルの純真無垢さ”イノサン”を描いているものでした。
”すっごく読みたい!”とわたしの胸はざわざわと騒ぎましたが、なんせ主題がギロチンが発明される前の”死刑執行”。
どんな恐ろしいもんだかお判りでしょうか。
もうだめです。(^^;
わたし、時代劇、歴史ドラマが大好きなんですけど、残酷描写が死ぬほど苦手です。
貧血です。気絶です。
耳も目も塞ぎたくなるけど、”いけない、見届けなくてはいけない”という義務感を伴ったような気持ちになってしまうのです。
だいたい時代劇に必ずついてまわるのは、死刑執行や原始的武器による血みどろの描写。
まあだいたいは、そのシーンだけ、あさっての方向を向いて、またはうっすらと目を開けてやりすごすのですが、でも、この”イノサン”に関しては、それの丁寧かつ精巧な描写が大きな割合を占めるらしいのです。しかも華麗な絵柄で。
予習としてまた例によって、Amazonのレビューを読みまくっているもので、だいたいの感触は掴むことができます。
それにしてもこれほど美しくて(少女漫画家も裸足で逃げ出してしまう)残酷な絵を描くことが出来る作者の坂本眞一氏とは、一体どういう人物なのであろうか。
死刑執行という重苦しくかつ、生命の根源に係わる深淵なテーマ故に、読む人を選ぶとは思うのですが、少女漫画もかなわないような、細微なレースや巻き毛が描かれる美しい絵柄に惹かれ気軽に手に取ったは最後、猛毒の威力をもってわたしは制圧されそうです。
なので、今は本当にちょっとだけ、陰からちょっとだけ、そ~~っと、覗くようにして距離を置いております。多分、わたしのような気が小さい臆病者にとってはそのほうが、身のためです。(^^;
恋い焦がれる対象の中に、最も恐怖するものが同居していると云えば良いのでしょうか。
そうそう、この物語は9巻でもっておわりますが、後半はほとんど、死刑執行に対する苦悩、葛藤が描かれておらず、パンキッシュな妹マリーやマリーアントワネットに焦点があてられて、最初のストーリーからは大きく様変わりしてしまったとのこと。(読者レビューに依る)
因みに作者はこの本を参考にしたそうです。触発されたのかな?
死刑執行人サンソン ―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 (集英社新書)
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こちらも今度図書館で借りてみよう。
怖いけど、我慢して読めるかな。。。?
わたしが初めて死刑執行が人々の見世物、エンターテイメントとであったと知ったのは、やはりヨーロッパ文学からであったと思う。
明確に意識したのは、アレクサンドル・デュマの小説でした。
でもそのず~~っと前に、古代ローマの人と獣、人と人を死ぬまで戦わす見世物については、小さいころになんらかの読み物で知っていたような気がしました。
実際にその場、イタリア、ローマのコロッセオに立ったときの私自身は、なんてことない、ただの幸せな観光客の一人にすぎませんでしたけれど。
ルーブル美術館は、死刑執行の場ではないですけど、一度わたし、ルーブルのあの、とてつもなくただっ広い建物の周りを一周歩いたことがあります。
途中、出会う人は、ほとんどおりませんでした。
なんか物好きですよね。(*_*;
正直、建物の外周からは、異様な暗い空気を感じ取りました。
数年経ってから、デュマの小説で、あの場所が、サンバルテルミーの虐殺という歴史的な大事件の舞台であることを知った時に、わたしはあの外周を巡り歩いた時の異様な重い空気を回想しましたが、わたしの考えすぎでしょうか。。。
と思ってwikiりましたら、現在のルーブルの形になったのは、その小説王妃マルゴのカトリーヌ・メディシスの時代よりずっと後のようでした。因みに中には入りませんでした。残念。(>_<)
当時(サンバルテルミー事件)のルーブル宮のイメージ?
イノサンで、次に思うのは、やはりあのドラマです。
’16年の冬に少しの間滞在させてもらった、ブリュッセルのミシェルさんのお家でみせてもらったヴェルサイユ。
確かその前の年の冬にも見た記憶があるのですが。。。(^^; どうだったかな?
一口に言えば、太陽王ルイ14世を巡る愛と陰謀の物語。語学力が無いので、ざっくりとした表現です。
でもこれも美しいんですよ~~。フランス語がわからないにも拘わらず一目見た時から、目が釘付けになりました。レースと縦ロールの世界!愛と陰謀!
わたしが見た回では、なにやら弟のアンジュー公が、お兄ちゃんのルイに寵臣をしかけて陰謀を巡らせておりました。頭の悪い解説でごめんなさい。(>_<)
そんなこんなフランス史劇にも拘わらず、主演兄、弟の役者は英国人。ルイ役の人が主役のチャンスを掴む大きな決めてになったのは、やはりフランス語堪能だったからだそうですよ。
フランス語話せることは、役者たちにとってはチャンスを掴む糸口になるようですね。ってか、まあ、外国語ですね。
これからも春に向けてシーズン3と続くそうなので、まだまだ楽しみが待っています。(^^)/
楽しみの少ないわたしの、楽しみ💛でした。(^_-)-☆